gleco・きまぐれ テーマソング 「Prelude in G minor」 Rachmaninov 〉〉
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渋谷のBUNKAMURA、
「スーパーエッシャー展」なるものに行って来た。
僕は、エッシャーやマグリットなど、
だまし絵風な絵画が、身悶えするほど大好きだ。
特にエッシャーとマグリットは、大大大大っ好きな画家である。
絵画という平面にしか存在できない世界を見事に表している、その才能、着眼点、発想、表現技術、どれをとってもすばらしい!
・・・前置きはこのくらいにして、そろそろ「エッシャー展」について書き始めます。
近代の巨匠エッシャーの生い立ちを作品とともに追う形で展示されている。
彼の技法や思想が良く理解できる。
それでわかったのは、エッシャーは、僕が思っていた以上にすんごい人物だ!ということ。
だって、横じまだけで、ローマのどっしりした教会が描けるんだよ!!
斜めの線で町並み、船窓からの風景、その横に下がる柔らかなカーテンの質感まで描いてしまうんだよ!
さらに、永久運動や無限分割など難しげな理論を、シンプルに絵で表すんだよ!
たくさん言葉を並べないと理解できないことや不思議な感覚を、一発で我々に伝えている。
エッシャーすごい!
また、エッシャーは遠近法に厳密なので、彼の絵の焦点に目線を持ってくると、その風景の中にいるような感覚に陥ります。
これは、ある程度絵がでかくないと体験できませんね。
画集を買って、家で同じ絵を見て同じことをしたのですが、あの時の感動は味わえなかった。
う~ん、行ってよかった♪
エッシャーの絵の中で、僕が特に気に入ってるのは、絵の手が手を描いている絵「描く手」と、人面鳥の絵「別世界」。
前者は非現実的な現象なだけに、写実的でリアルな手の感じが生む倒錯感たまらない
後者はありえない背景もビックリだけど、なにより人面鳥の表情がミステリアスでキュート
あと、パズルのようにぴったり絵がはめ込まれている、平面分割も好き。
白い鳥と黒い鳥が、いつの間にか農村の風景に溶け込んでいる「昼と夜」(検索してみてね)は、エッシャー世界の代表作である。
また、紙に描かれた模様がトカゲとなって紙から抜け出し、『フンガーッ』と鼻息噴いて、また絵の中に戻っていく・・・というユーモラスな永久運動が見事に描かれている「爬虫類」が大好き
無限分割は・・・よぉここまでするわ!って感じだ。
CGなしであれだけ描けるって、神だ・・・。
さらに今回の展示で気に入ったのは、「夜のローマ」シリーズと「地下聖堂での行列」。
前者は前述したように、
網入りガラスのような規則的配列の線が引かれているだけなのに、
その線の微妙な太さの変化で、風景が浮き出てくる
後者は静的なのに迫力ある遠近で見るものを圧倒する。
僕はこれを見て、アルハンブラ宮殿に行きたくなった。
思わず熱中して見ていると、半分のところでバイトに行く時刻になってしまった。
(A氏が教えてくれなかったら遅刻していた)
売店もゆっくり見る暇がないはずなのに、「ムキーッ」と怒りながらも、全部くまなく見ていった。
いつもなら1時間くらいかけてお土産を厳選するのだが、今回は死ぬ気で15分で決めた。
エッシャーの全集がほしかったのだが、高いこともあり、お気に入りの絵が載っていないこともありで、結局展覧会の目録になった。
でもこれは、どの画集にもなっていない12の寓話の全訳が載っている点で、購入に値する。
また、上記に挙げた瑛彪のエッシャーお気に入りbest10が全て収録されているので、それにした。
あとは、「でんぐりでんぐり」という奇妙な生物が非常に気に入ったので、
そいつのクリアファイルを買った。
うむ、よはまんぞくじゃ
大好き、すごい、すばらしい!ばっかりで僕が大絶賛のエッシャー、ぜひ見てみてください。
M.C.Escher オフィシャルサイト
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