gleco・きまぐれ テーマソング 「Prelude in G minor」 Rachmaninov 〉〉
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「誰かから、百本のバラをもらったら、どれくらいドライフラワーにする?」
かわいい目をくりくりさせて、中3の女子生徒が聞いてきた。
このいたずらっぽい笑み・・・さては心理テストだな?
ちょっとあなたも考えてください。
・・・考えましたか?
僕はその子に即答した。
「ぜぇんぶドライフラワーにする!」
すると、遥か向こうで『ボフンッ』と爆発音がした。聞き耳を立てていたチーフと男子生徒が吹き出したのだ。
女の子も笑っている。
「なんだよぉ、笑ってないで教えろよ~!」
ひとしきり笑った後、女の子は涙を拭いて、やっとこさ教えてくれた。
「あのね…ドライフラワーにしたバラの数は、先生に恋人ができた時の……浮気率なんだって!!!」
そこでまた3人は笑い出す。
「先生サイテ~」
男子生徒が腹を抱えたまま、僕を指差す。
ムッとして僕が聞き返す。
「そういうお前は何本だ?!」
「100本~!」
「マジちゃれぇ!!」
僕も笑う。
「私も100本でしたよ」
ダンディにチーフが云う。100本同盟だ。
「私は2本だったわよ」
女の子がすまして云う。
すぐに彼女は、僕に小突かれて悲鳴を上げる。
そういう類の心理テストは、誰かにやってみたいもの。
教室に来る生徒が次々に犠牲になった。
驚くことに、0本と答える人が結構多い。
しかし、理由を見ると、中には
「ドライフラワーにするのがめんどくさい」
「0命。」 ←数字の中で0がお好き。
「ドライフラワーって何」
という人もいた。
名回答では、
「花は、瑞々しいのがいいの」
という子もいて、ちょっと安心した。
ドライフラワーは、その美しさは長持ちするけど、やっぱり生花のにはかなわない気がする。
いや、ドライもドライの持ち味がある、というかもしれない。
でも、僕らの身の回りに、あのかさかさな植物だけしかなかったら、どうだろうか。
僕らの心もかさかさになりはしないだろうか。
それでも僕は、ほんのちょっぴり、気に入った花をドライにして手元に置くのはいいことだと思う。
そう思うのは、浮気性な(笑)僕だからでしょうか。
美しい思い出よ、永遠に。
100本は多すぎるけどね。