gleco・きまぐれ テーマソング 「Prelude in G minor」 Rachmaninov 〉〉
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
- [めも]登場人物紹介!?(6)
- [日記帳]長いの(19)
- [日記帳]短いの(67)
- [おすすめ紹介☆]マンガ・アニメ(9)
- [きまぐれ]もっくん日誌(13)
- [おすすめ紹介☆]読書(3)
- [ひとこと] ここについて(15)
- [おすすめ紹介☆]ちょこっと映画(2)
- [リンク *。.::・'°]どうぞ(8)
- [ひとこと]Internet Explorer 7 (1)
- [おすすめ紹介☆]たまには音楽(6)
- [おすすめ紹介☆]うまい!マタ食ビたい!(15)
- [きまぐれ]机上のコマネキねこ(1)
- [きまぐれ]大いなるヒツジの探索(6)
スピッツと
マグリットと
宮部みゆきと
ねこ科の動物が大好きなやつです
どうぞよろしく☆
gleco |
ぐれ猫グレコです。 クリックしてやると、
|
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
アプローチをかけたのにもかかわらず、スモ松関係者が無反応であること1ヶ月。
これは自宅襲撃だ、
とスモ松教授の居所を検索かけようとしたその日、やっと彼から返信が来た。
どきどきしながら、開封。
『お久しぶりです。アメリカの学会に行っていて返信遅れました』
キャー 先生っ、お帰りなさいっっ
(半)信(半疑)じでま゛じだ!!
メールで聞きづらいので、研究室を訪問。
ゼミ面接まであと3日。
もはや他のゼミに乗り換えることは不可能。
泣き落とし、こけおどし、なんでもする覚悟でスモ松教授の研究室をノックする。
「はい、どうぞ」
スモ松の声でドアを開ける。
「やあ瑛彪君、久しぶり。元気そうだね」
にこやかに迎えてくれるスモ松。
あれ、もしかして講義落としているの忘れてる?
なら、ラッキー!
じゃなかった、『履修済み』の基準を聞かなきゃ。
なぜ、スモ松ゼミに入りたいのか、その志望理由を熱く語った後、おそるおそる切り出した。
「あの、ゼミに入る最低条件で、『私の講義を履修済みであること』ってありましたけど…」
するとスモ松の表情が変わった。
「ああ~っ! 君、僕の概論すっごく成績悪かったんだよねぇ、」
うわわわわっ 入ゼミ拒否られる?!墓穴掘ったか?! 聞かずに知らない振りして面接に臨めばよかった!ゼミどうしよう卒業どうなるの大学生活終わったぁぁぁぁ!!
と、次のスモ松の言葉を待たずして、僕の思考が一気に下降スパイラルを起こした。が、スモ松教授はこう続けた。
「あれはいったいどうしたんだい?」
あれはいったいどうしたんだい…?
え、それって、あの真面目な瑛彪君がいったいゼンタイどうして僕の講義を落としてしまった ってこと?
・・・・・・
つまり、普段真面目な瑛彪君が、たまたま単位を取りこぼした、と教授はお考えなんですか?
・・・
教授の講義の単位をマグレで落とした、と?
なら、勝算はある!
にわかにいきり立った僕は「そうなんですよねぇ」と
いい子ちゃんぶりぶりを展開。
僕の言い訳をうんうんと聞いてくれた教授は、
「それはしかたないよね、うん」
と納得してくださった。
で、僕は教授のゼミに入れるのですか?
「『履修済み』っていうのはね、僕の顔を知っていればいいってことなんだよ」
なぁんだ!! よかったぁ~
教授の話に拠ると、
彼のゼミの評判が人を介するごとに
いろいろ学べていいゼミ→いいゼミ→楽でいいゼミ→楽なゼミ
と変わっていき、ただ「楽ができる」というそれだけの理由で、教授の顔も知らないのに入ゼミする人がどっと来たらしい。
その結果、無断欠席続出、合宿を始めゼミイベント無しという事態に陥ったそうだ。
「だから『履修済み』の意図は、僕の人となりを知ってほしいということだったんだよ」
「そうですか…でしたら僕はバッチリです。
今回ので、先生の厳しさを実感してますから」
↑ちゃっかりポイント稼ぐセコイ発言
と、いうことで、入ゼミ許可GET。
正式ゼミ面接でも、所属部と趣味と出身地(なんだかお見合いみたいな内容)を云うぐらいで済んだ。
かくして、無事、スモ松ゼミに確定。
あ~、スリリングな春休みだった。
しかし、試練はこれからだったりする。