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六本木のモネ展行ってきた

朝一で行こう!とて10:00前に新国立美術館に向かったのだが、既に長蛇の列!

それでもそんなに待たずに入れてホッとした。


モネは光の魔術師だ、とつくづく思う。

影さえ明るいモネの絵は、光に満ち溢れている。

もやの中の風景とか、夕暮れとかの表現を、白をかぶせるのではなく、色彩で表しているのがすごい。

モネが極め続けた水面の表現も、本物の水みたいでため息が出る。

何よりも、本物を見て、タッチの大切さを体感できた。

タッチによって沈む夕日からぼやぼやと広がっていく夕焼け。

静かに、時おりきらめく水平な海。

大胆な構図で、白昼の中くっきりと照らされる岩壁と、真っ暗な岩窟。

階調か効いた、大地に積もる雪の濃淡。

自然の表情とともに、モネの息遣いが伝わってくる。

 


モネの連作も一部あった。

橋や睡蓮、積み穂、日常の中にあるもの、同じものを、しつこいまでに繰り返し描き続ける。

しかし、同じ絵は二つとない。

同じ大聖堂でも、彼に描かれることによって、様々な表情を見せる。

それは色彩の違いだったり、天候の影響だったり、時間の違いだったり、、、

モネはどうしてこんなに、ひとつの対象を書き続けたのだろうか

その疑問の答えのヒントは、この時代背景にあると思われる。


以下、MONET展から脱線します。

産業の発達、科学技術の進歩。
その中で絵画の世界に大きな影響を与えたのが、写真機の登場である。

写真は対象をありのまま写す。
しかも操作方法がわかれば、誰でも簡単に写すことができる。

そう、誰でも。

写真の登場によって画家たちに突きつけられた命題、
絵とは何なのか
なぜ絵を描くのか

この根本的な問題に、ひたすら立ち向かって行った画家の一人が、モネであろう。


随分昔に呼んだエッセイ『徹底的に正真正銘なもの』で、
本当は「書くこと」を解説するために挙げられた例ではあるが、
絵画と写真の違いを論じた部分があったのを思い出す。

「描く対象に対して愛情を注ぐにとどまらず、
その対象を造形した存在にまで崇敬の念を抱く姿勢、
絵の外にあるものへの強い信頼。

写真的な視覚に進入された絵画には、このような進行を、
どこか根本的な場所から失い始めたといえるのではないか。

 絵画は写真ではない。

肉眼で見たものを手で描く行為は、写真機による光の制限とは違う。

絵画には、その行為の達すべき実在があり、
その行為に要する注意や労力や経験や、
要するに画家のすべてが溶け込んでいる。

その時間と切り離して絵画は生まれようがない。

 モネが追求したのは、『見える通り』とはどういうことかである。」

 今までなんとなくリアリストは、

現実世界が壊れるのを恐れている臆病者ってイメージだったけど、

モネの生涯をかけた挑戦を目の当たりにして、

こんなリアリストのあり方もあるんだなぁ、とわかった。

 先入見をいれずに、ありのまま、事実だけを連ねる努力。

 ホント、すごいなぁ。


「なぜ描くのか。描くことの選択を怠ってはいないか。
 
 事実の中から何を選ぶか。
 選ぶことで、主観が生じる。

 その主観を取り消す必要はない。いや取り消されたら困る。
事実に対する主観の責任の取り方をこそ、読ませていただきたいのだ。

 ・・・強烈な体験をしたら、それでもういいではないか。

世人には得難いすばらしい体験をあなた一人の胸にしまっておけば、それでかまわないではないか。
 
 なぜ、書く-------------?
 なぜ、書かずにいられない-------------?
 
 『見ることの重み』に真摯に向き合い、『書くことの重み』を拮抗させたとき、
『事実』は別の呼ばれ方をするようになるだろう。」

                            〈徹底的に正真正銘なもの〉

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久しいね☆
 偶然30日はK塾で一緒だったMさん(O中卒w)と、葉祥明の阿蘇高原絵本美術館へ!!!言葉足らずで何にもいえないけど、よかったよ~♪絵本の世界だった☆★そのうち鎌倉にあるらしい美術館にも行きたい!
 新入生も沢山のようでなにより(^^/
 今年は実習もあるし、積もった話もあるよ。そっちには行ききらんかもだけど、こっち帰るときは連絡してね~  …長くなった(笑
未来の… 2007/05/02(Wed)00:41:45 編集
マジお久~w
MさんってM坂さんっすか?

いいなぁ~ 葉祥明美術館、俺も行きてぇ~!

母上も行ったらしい。すごくよかったと云っていた。

うらやまし。

なんか、高校のときに葉祥明展見に行ったの、思い出すなぁ

あのメンバーは元気なのだろうか。

あと何年かはそっちに戻る予定がない(; ;)

とか云いつつ突然戻ったりするかもだけど、

そん時は電波を飛ばしまっせ。

受け取ってね(?)
瑛彪・玄彪 URL 2007/05/05(Sat)15:36:18 編集
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