M＆M 上陸！

とある昼、


都心で行われる説明会への出発時刻まで30分をきりつつも

徹夜してもなお仕上がらない本日締め切りの提出書類を書いているという修羅場の最中、

携帯が鳴り出した。



知らない番号。

提出書類の催促かもしれない。


緊張の面持ちで電話を取る。

（どんな顔をしたって電話の相手はわからんだろうに）




「もしもし、」

「もしも～し、」

「？　どなたですか」

「瑛彪ちゃ～ん？　わたしわたし」



え、『わたしわたし詐欺』か？　にしてはなぜ僕の名を親しげに呼ぶ・・・？

ああっ　ひょっとして・・・！！


「M＆Mか？！」

「そうだよ～。今、国立だよ～」


まじか！！　よく帰って来たな！　すげぇ！　おおおっ！

と、大興奮の瑛彪。
　　　　　　　　　　　　　　　　・・
どうやらM＆Mは家探し（イエ探し。念のため）の最中らしい。

１年ぶりの声は相変わらず元気そうだ。

なんだかんだと話して電話を切って、何気なく時計を見た瞬間血の気が引く。

その後瑛彪がどうなったかは、語るもおろかなり・・・



ビールとポテトの国・ドイツからやってきた（帰って来た）M＆Mとは、

その次の日に会うことがかなった。

まったく変わりないが、強いて云うなら、少々日本語があやしい。
　　　　　　（とくに「プツプツなTシャツ（正；ぴちぴち）」など擬音語が危うげ）

相変わらずパワフルで、よく笑い、よく食べる。

初対面の１年からものすごくいじられる。

もちろんいじり返す。

これからの対決（？）が楽しみだ。


会えたと思ったら、明日にはもう名古屋王国に帰るらしい。

次に来るは5日後。

さてさてどうやるなら・・・