『からくり』左近

 この間、小平のブックオフに行ったら、「あやつり左近」３巻が100円になってので即買い！

ものすごく幸せ　やったぜ！  

ここ1年の苦労が報われたぁ～



というのも、

１、２巻は100円ですんなり買えたが、３巻だけが350円からなかなか下がらず、

待つこと１年、やっとそのときが来たからだ


「あやつり左近」は、主人公：左近が、事件を推理で解決していくミステリー漫画。
正式名称『人形草紙あやつり左近』（からくりぞうし あやつりさこん）からわかるように、
左近は人形遣い。
普段はおっちょこちょいでかわいい青年だが、
操り人形：右近を手にすると、冷静沈着・クールガイになる。
推理中ははもちろん左近＆右近で。
人形師（もしかしたら人形？）ならではの手腕を発揮して真犯人を追い詰めていく。


単行本で立ち読みしていたので、粗筋は知っているが、
どうしても文庫本でほしかったのだ。
（しかも100円で。）


なによりも表紙が好き！

般若の面や狐の面がいい雰囲気を出している。
からくり人形という古典チックなネタにぴったりである

でも3巻のツタンカーメンはちょっとなぁ…（ってこともあり、１年待てたのだが）。


本編のスリリングな事件や鮮やかな推理も見物だが、
最終巻に収められている、左近の小さい頃の話や右近に纏わる昔話も必見だ。
すごくいい話なのだ。
そのよさ、BOOKOFFで涙してしまった程。
　　　　　　１年経っても「３巻がほしい」という思いが色褪せなかった程！

もちろん１、２巻の話もおすすめだ。
ただの推理だけじゃなく、切ない人間模様が絡んで、思わずほろりとくる
豆州弐面鬼傀儡地獄や信州百狐血雨地獄がとくにいい・・・
なので、涙腺弱い人は、BOOKOFF立ち読みじゃなくて、ちゃんと家で読みましょう。

それにしても、小畑健の絵は綺麗だな～
左近、イケメン！ 「ヒカルの碁」のサイに通じるものがある。
右近みたいに、ちびっちゃくてつんつく頭な生意気なガキも大好き。
現場の絵も迫力あって、、、一人じゃ読めません。
原作者の写楽麿（シャラクマロ）ってネーミングも気に入ってる。
なんでも、シャーロック・ホームズとマロウと掛けたそうだ。江戸川乱歩みたい。
しかし、これは彼のペンネームのひとつにしか過ぎない。うむむ・・・。

アニメもあるそうです。見てみたいが、暇がない！