gleco・きまぐれ テーマソング 「Prelude in G minor」 Rachmaninov 〉〉
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ある日バイト先でししまが、「今日何時まで授業ある?」と尋ねてきた。
「次の1時間で終わりだよ」と答えた時、まさか
「じゃあ、それ終わったら、上野のムンク展に行こうよ」と誘われるなんて、
夢にも思わなかった・・・。
出発前、部室に割引券を取りに寄ったら、
何人かの部員から「行くのやめた方がいい」「無茶だ無理だ無駄足だ」と散々止められたが、
「男に二言はないのである(なぜか文語調)」、と頑なに主張。
ムンクなんかどうでもよい。
かわいい子と行くのが楽しいのだ。
・・・と云ったら、部員から羨ましがられ、そっちはそっちで大変だった。
さて、国立西洋美術館に到着。
ししまはレポートの材料探しに、僕は最終日の展示会の雰囲気を味わいに、ムンク展へ来場。
僕はムンクにさほど興味はなく(むしろ嫌いな部類)、
例え人ごみがすごくて絵が見られなくても構わなかった。
ところがどっこい、実際に展示場に入って見ると、結構おもしろい。
幸い、意外と混んでなかったので、絵も見ることができた。
今回の展覧会は、ムンクの、装飾画家としての側面に迫る展示だった。
ふむふむと説明書きを読むと、僕の連作ポリシーと、ムンクのフリーズ精神がすごく近いことがわかり、
彼に対して共感を持った。
一つ一つが独立してそれぞれの意味もあるが、フリーズとして並べると、
全体としてまた違った一つの絵になる。
僕もシリーズで書くとき、それぞれの絵の意味と、
それらをあわせた時の意味の変化を楽しんでいた。
展示を見終わるころには、すっかり意気投合してしまっていた。
しかし、あの有名な『叫び』も≪生命のフリーズ≫の一部分だったとはなぁ・・・
ちなみに「フリーズ」とは建築用語らしい(Frieze)。
建築物の帯状の装飾を意味するそうだ。
今までムンクの作品をじっくり見たことがなかったので気づかなかったが、
わりと鮮やかな色も使っている。
なのに、全体的に落ち着いた絵になっている。
ムンクの絵は地味だと思っていたが、意外におもしろい。
大変勉強になった。
そうこうしているうちに閉館時刻になった。
ししまと外に出ると、玄関のイルミネーションがきれいだった。
夜の闇にきらめく光たちは、
暗い画風の中で、ムンクが見せた明るい色彩の絵のように思えた。
ちょっと絵の世界が広がったような気がする、そんな一時間だった。