gleco・きまぐれ テーマソング 「Prelude in G minor」 Rachmaninov 〉〉
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ご無沙汰してます、瑛彪です
忙しくてPCにさわる暇がなかったびょ~
新歓期ってやっぱり忙しいね、毎年経験するけど。
サークル紹介の日(っていう、部活の説明会の期日)だけでなく、
ふだん部室にいる時にも新入生が見学に来るから、結構気が抜けない。
部の説明とか、部員の紹介とか、その子にとっては初めて聞くことでも、
しゃべってる僕にとっては機械的になってしまっていることもある。
でも同時に、相手の子の趣味聞いたりとか、この学校の印象を聞いたりとか、
新鮮な刺激をうける機会にも恵まれる。
いろんな意味で、新歓は刺激になる。
今年の美部は、陶芸を目当てに入部してくる子が多い!
どうして陶芸なの?! と聞くと、
「『ハチクロ』の影響で・・・」
とハニカミ気味に語る女の子、多し。
むむ、「ハチクロ」って、そんな漫画なのか?
↑少女マンガは未知の領域。
それから4年生の入部が目立つ。
いろいろ美部で楽しい経験をしてほしいと思う。
新入部員は4月がピークだけど、途中入部:いわゆる浸入部員(?)は秋ごろに多し。
来るもの拒まず去るもの追わず、いつでもカモンな美部です。
よかったらどうぞ。・・・なんちて、つい新歓口調になったしまうのだった。
部活仲間のM&Mが、ドイツに留学する。
あさってが旅立ちだそうだ。
そこで昨日、美部のみんなで送別会をした。
送別会?
『ドイツに一時帰国するM&Mさんの「いってらっしゃい会」』
『また日本に遊びに来てね会』
『ゲルマン会』
『GERMAN2007』
いろんな呼び名があるけど、一応送別会だな。
最初は2年会ってことだったけど、どうせやるならみんなで!ということで、上から下まで大勢が集まった。
幹事さん、ほんとナイス判断
場所は「籠太」。飲み放題コースで楽しんだ。
料理おいしい◎ 鍋が良かった。最後はおじやにして食べたのがすごく良かった
飲み放題のお酒も、濃ゆくて美味かった
M&Mとの別れを惜しみつつ、会がお開きになった。
あいつに1年以上も会えなくなるってのが、実感がない。
たぶん、展覧会前の泊まり込みとかで
「あ、何か調子でないな」
と感じる時に、実感が湧くのだと思う。 たぶん。
M&Mとの最後の話は、超真面目な話になったが、とてもためになった。
あいつは俺にたくさんの種を蒔いてった。
これからその種を発芽させて育み、あいつが帰ってくる頃には自分なりの花を咲かせていようと思う。
ドイツに行っても、元気にがんばれよ!
エッシャー展に行ってきた 上 〉〉
エッシャー展に行ったきた 中 〉〉
で、僕はバイトで国分寺に戻り、マフィーとA氏は買い物で渋谷の街に繰り出した。
陽が落ちて、昼間の暖気が空に帰っていく。入れ代わりに、天から冷気が降りてくる。
バイトを終え、学校に戻った僕は、図書館で勉強し、小説を書き、仮眠を取って、部室に引き上げた。
部室は鍵が閉まっていた。珍しく誰もいないのだ。
僕はちょっと寂しい気持ちで鍵を開ける。
まるで鍵っ子な気分だ。
一人暮らしをしてもう随分経つし、自分の家の鍵を開ける時はまったく感じないのに、
何とも云えない寂寥感が背筋を走る。
いつも誰かいるところに、誰もいないってのは、違和感があるな。
ドアを開けると、つけっ放しのテレビが目に入る。向かいのソファーには誰もいない。
部室に入る自分の足音がいやに響く。
アトリエを覗くと、無表情な石膏像が見返してきた。
ろくろ室を覗くと、できかけの陶器がシンと並んでいるだけだった。
だれもいない。
このくうかんに、ぼくひとり。
・・・なんか、こわい。
エッシャーなら、こんな風景をどう描くだろうか。
ふと考えてみた。
斜め線の連続で、闇からイーゼルを浮き出させる?
どこかから爬虫類がのそのそ出てくる?
あの不気味な人面鳥が窓から覗いたりして?
その後ろには摩訶不思議な風景が広がっていたりして?
そんなことを考えていると、足音が聞こえてきた。
バッと振り返って見る、部室の戸が開く。
「おう、こんばんはぁ。」
戸から入ってきたのは、マフィーとA氏だ。
僕はホッとした。ものすごくホッとした。
「おかえり! どうだった、買い物?」
「いっぱい買ったさ。ね、マフィー」
「ええ、買いましたとも」
「いいなあ、僕も生きたかったぁ~。
あ、それ何? いっぱい詰まってる小さい箱」
「これ? なんだと思う??」
「何ぃ? マグカップ?」
「さぁね」
「もうっ。じゃあマフィー、教えて! 開けちゃうぞ」
「待ってください。落ち着いてください、先輩。これは・・・」
「よお、どうしたの皆?」
「あ、きみたん! こんばんは~」
「それ何? その山」
「マグカップだよ」
「やっぱりそうじゃん! 何で教えてくれなかったの、マフィー!!」
「云おうとしたんですよ」
「で、このマグカップは何なの?」
「景品。お買い上げ3000円ごとに一つ進呈」
「え~っ! どんだけお買い物してきたのあんたたち!!」
わいわい騒いで、夜は更けていくのでした・・・。
それはそれは、とてもいい天気だった。
マフィーとA氏と僕は、薄暗い部室で昼飯を食いながら、窓の外の雲ひとつない青空を見上げていた。
「いい天気だね」と、A氏。
「うん」と、僕。
「そうですね」と、マフィー。
「午後の労働法、出なくていいよね」と、僕に聞くA氏。
「どうして?」 A氏と同じく、労働法の講義を取っている僕は聞き返す。
「いい天気じゃん」と、にっこり、A氏。「こんな日は遊びに行かなきゃ」
「先輩、そんなんでいいんですか」と、マフィー。
「だって、いい天気じゃん」
「僕は出るよ、労働法。その一時間のために学校来たんだもん」
2個目の100円おにぎりを開けながら、僕。
「マフィーは午後授業ないの?」
カップラーメンすすりながら、A氏。
「午後は、授業も予定もないっすけど・・・」
自分でこさえた弁当をつつきながら、マフィー。
「じゃあ、行こう!」
ポコッと机にカップを置くA氏。
「行きなよ、マフィー」と、紙パックみるくを飲みながら、僕。「行くならどこに行くの?」
「渋谷」
A氏、即答。
「渋谷なら、エッシャー展に行こう!」
パコッと机にパックを置く僕。
「先輩、授業に出るんじゃなかったんですか?」もごもごとマフィー。
「いい天気じゃん」と、にっこり、僕。
「そうだよ、いい天気じゃん」と、にっこりA氏。
先輩2人にニコニコ見つめられ、ため息混じりに、「天気ですねぇ・・・」
カコン、と机に弁当箱を置くマフィー。
「・・・行きましょう。」
「行こう!」
「行こう!!」
そういうことになった。
〈〈エッシャー展に行ってきた 中