gleco・きまぐれ テーマソング 「Prelude in G minor」 Rachmaninov 〉〉
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
- [めも]登場人物紹介!?(6)
- [日記帳]長いの(19)
- [日記帳]短いの(67)
- [おすすめ紹介☆]マンガ・アニメ(9)
- [きまぐれ]もっくん日誌(13)
- [おすすめ紹介☆]読書(3)
- [ひとこと] ここについて(15)
- [おすすめ紹介☆]ちょこっと映画(2)
- [リンク *。.::・'°]どうぞ(8)
- [ひとこと]Internet Explorer 7 (1)
- [おすすめ紹介☆]たまには音楽(6)
- [おすすめ紹介☆]うまい!マタ食ビたい!(15)
- [きまぐれ]机上のコマネキねこ(1)
- [きまぐれ]大いなるヒツジの探索(6)
スピッツと
マグリットと
宮部みゆきと
ねこ科の動物が大好きなやつです
どうぞよろしく☆
gleco |
ぐれ猫グレコです。 クリックしてやると、
|
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今年の年末は土日に近いためか、
学校関係の施設が例年より随分早く閉鎖される。
たいてい28日~3日の4日間くらいだったのが、
今年は26~4日と、一週間以上も閉められてしまう。
インターネットの頼りの綱の図書館が早めに閉まっちゃうのも困るけれど、
学館が閉まっちゃうのが一番困る。
ということで、瑛彪、学館閉鎖の瞬間に立ち会うべく、部室に張り込むことにした。
バイトを終えて部室に着いたのは8時半。
部室には、るーたんがひとり。
T.M.の「WHITE BREATH」がガンガンかかっていたので、
「るーたん、寂しいの??」
と聞いてみた。
もちろん、iPodのシャッフルで偶然かかっていただけである。
しかし聞かれたときのるーたんの慌て具合がおもしろいので、わかりきったことでもいじるのがやめられない。
るーたんをいじ(め)ていると、M&Mがやってきた。
「まっ、なにやってんのー」
「ん、見せつけてんの」
そのときはちょうど、空腹のるーたんの目の前で夕飯食うという嫌がらせをしていたときだった。
「おなかすいてませんってば」
抵抗するるーたんをおいといて、
「M&M、何しに来たのー?」
「ん、鍋借りにー。今日学館閉まるってねー」
会話を進める先輩方。
これもまたいじりである。
鍋をかかえたM&Mが帰ると、働きMANのバヤシコが来た。
「あと1時間で学館閉まりますよ?!」
とかいいつつ、3人部室に居残った。
とうとう閉鎖予定時刻の22時になった。
学館になんら変化は見られない。
「そろそろ音楽止めといたほうがいいかな」とバヤシコ。
「電気も消しといたほうがいいよ」と瑛彪。
「ん~、やっぱキーBOXが空いているからばれちゃうでしょ」とバヤシコ。
「ごまかし方ならわかるよ。やってもいい?」と瑛彪。
「え? え? 今から何するんですか??」と、2人の意図(閉鎖された学館の中にこっそり居残ってみる♪)と理解しきれていない、るーたん。
そうこうしているうちに、見回りの警備さんがやってきた。
「がくせーさーん、施錠しますから出てくださーい」
当然、明かりの着いている美部室のドアがノックされる。
「施錠しますので、出てくださーい」
「はーい」
とにこやかにドアに向かって返事して「返事しとけばいいんだよ」と云ったのは何とバヤシコ。
「そんな甘くないぞ・・・」
と瑛彪が云いかけると、廊下から、
「待っていますから、早く出てくださーい」
と声が飛んできた。
『待つのか!!』と同時に3人が突っ込んで、帰り支度を始める。
(それまでは誰一人として帰る意思がなかった)
廊下に出ると、鍵束をもった警備員さんが、文字通り待っていた。
「お手数かけました」と一言添えて、階段を下る。
学館の出口前では、僕たちと同じように締め出された生徒たちがたむろしていた。
僕らは素直に自転車にまたがって帰路に着いた。
「あー、閉められちゃったな」
と、こぎながら僕。
「そうですね。もう行き場がないですね」
と云ったのは、るーたん。
「るーたん、そんな寂しいこと云わないで!!」
実際、あの場所は僕にとってリビング的存在だ・・・。
しかし最近はバイトや学校やらで、部室に寄る頻度が落ちた。といっても、毎日から三日おきになったぐらいだけれど。
ちなみに、一週間以上部室に行かなかったことは3年ぶりぐらいだ。
「それじゃあ」
「さようならー」
「よいお年を~」
こうして、今年の部室納めが終わった夜だった。