gleco・きまぐれ テーマソング 「Prelude in G minor」 Rachmaninov 〉〉
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
- [めも]登場人物紹介!?(6)
- [日記帳]長いの(19)
- [日記帳]短いの(67)
- [おすすめ紹介☆]マンガ・アニメ(9)
- [きまぐれ]もっくん日誌(13)
- [おすすめ紹介☆]読書(3)
- [ひとこと] ここについて(15)
- [おすすめ紹介☆]ちょこっと映画(2)
- [リンク *。.::・'°]どうぞ(8)
- [ひとこと]Internet Explorer 7 (1)
- [おすすめ紹介☆]たまには音楽(6)
- [おすすめ紹介☆]うまい!マタ食ビたい!(15)
- [きまぐれ]机上のコマネキねこ(1)
- [きまぐれ]大いなるヒツジの探索(6)
スピッツと
マグリットと
宮部みゆきと
ねこ科の動物が大好きなやつです
どうぞよろしく☆
gleco |
ぐれ猫グレコです。 クリックしてやると、
|
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
それはまだ、11月10日のことだった。
カツ、カツ、カツ、カツ、
ブーツのかかとを鳴らし気味に廊下を歩いていると、
部室から飛び出す勢いでまつもっちゃんがやってきた。
「よぉうっ、瑛彪さん☆」
「お、おう」
若干テンション高めなまつもっちゃんにおされ気味な瑛彪。
「明日、何の日か、知ってる??」
「明日? ・・・なんだっけ」
「ポッキーの日だって、知ってる???」
「ああ、そうか。知らなかったよ。
明日11日だったんだな」
という瑛彪のセリフの途中で、
まつもっちゃんは部室の中へすっ飛んでった。
間違いなくすっ飛んでった。
「瑛彪さん、知らないってよ!!」
日付知らないことが、大学生にとってそう珍しいことでもないだろう、
と思って「ちわー」と普通に部室に入ると、
「わー、まつもっさんよくやりましたね」ムードになっていて、びっくりした。
さらにびっくりしたことには、
「瑛彪さん、ポッキーの日知らないんだって」
ということになっていた。
それは誤解誤解。
「ポッキーの日ぐらい、俺知ってるよ。
あれだろ、プリッツの日でもあるんだろ」
そう云うと、
「あららー、まつもっさんイタイわー」
という雰囲気になって、またびっくりした。
面食らっていると、まつもっちゃんが
「いやぁ、ここで俺だけがポッキーの日というものを知らなかったんだよ。
瑛彪さんかマフィーだったら知らないかな、と思って」
つまりはお仲間を探していたらしい。
しかし、情報化社会の孤島に住んでいる俺も知っていたことで、
さらにステイタスが落ちたまつもっちゃん。
「2月14日がバレンタインってコトも知らない人」みたいな扱いになってしまった。
きみたんがやってきた。
「きみたん、ポッキーの日って知ってる?」
「知ってるわ」
行がくっついてる通り、即答。
「知らんかったの、まつもっちゃん」
「うん」
「あほじゃないの」
存在を「あほ」の2文字に集約されたまつもっちゃんは、
「ちょっと探してくるわ」
と、仲間を求めに、外に出た。
Jhonがやってきた。
「Jhon、ポッキーの日って知ってる?」
サチ様が御質問になられる。
「知ってますよ。
1、1、ですもんね」
「Jhonでも知ってるんだぁ。
まつもっさんがさぁ・・・」
とことの顛末を説明すると、
「ああー、まつもっさん、生協前でA氏と話してたのは、
その話だったんですねぇ」
とニューハーフっぽく眉をしかめた。
A氏のことだから、
「え、ポッキーの日だよね。
それくらい知ってるよ」
って、あのミステリアスな笑み満開で答えるんだろうな。
さすらいの旅から、まつもっちゃんが帰ってきた。
もちろん、Jhonに云うせりふは決まっている。
「Jhon、ポッキーの日って知ってる?」
「知ってますよ。
プリッツの日でもあるんですよね」
うわ、誰かと同じことを云っている。
「うーん、やっぱみんな知ってるんだな・・・」
落ち込むまつもっちゃん。
きらりん
そんなまつもっちゃんが、なっちゃンを見つけた。
「なっちゃン、ポッキーの日って知ってる?」
「ん~。知らないよ~」
にこにこして答えるなっちゃン。
まつもっちゃんがやっと落ち着いたのは云うまでもない。
ここで注釈つけたいのだが、
ポッキーの日が定着し始めた頃、
なっちゃンはまだ中国にいて、
中国ではプリッツの日の方は定着しているが、
ポッキーの日はそこまで定着していないそうなのだ。
これ以上云うと、めんどくさくなるから皆黙っているが、
みんな思うところは一緒だ。
それでいいのか、まつもっさん。
ちなみに、僕がポッキーの日を知ったのは、
平成11年11月頃。
中学生の頃だ。
はっきり覚えているのは、
平成11年11月11日午前11時11分、
理科の授業中だった、ってこと。
なぜかというと、
当時担任だった先生が理科担当で、
その日の授業はチョークを持つなり
「皆さん、今日は記念すべき日です。
歴史的瞬間をともに迎えましょう」
と云い出し、
直前には授業をストップし、
カウントダウンをし始めたのだ。
そのとき僕が、
確かにすごいけれど、
わざわざポッキーとか歴瞬とか云わなくてもいいのになぁ・・・
しかも、あの時計5分遅れだったらどうすんだよ
と思っていたのを、ものすごく鮮明に覚えている。
あの頃もひねくれ屋だったけどな、
と思いながら、後輩の買ってきたポッキーを一日早くつまむ瑛彪だった。
肝心の11日、まつもっちゃんがポッキーの日を覚えていたかは、
部員の誰からも確認が取れていない。