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gleco・きまぐれ テーマソング 「Prelude in G minor」 Rachmaninov 〉〉

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瑛彪・玄彪
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1985/08/03
job:
大学生・美術部員
hobby:
図画工作
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ねこ科の動物が大好きなやつです

             どうぞよろしく☆




gleco 

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コトの始まりは、さかのぼること約1ヶ月前、
そろそろikkyo-祭の準備をしようかな、という頃にある。

いつになく上機嫌のまつもっちゃん、
誰彼かまわず話すことには、
「いや~、都心で飲み明かしちゃって、
 先輩に朝一で築地の寿司をおごってもらっちゃったよぉ」
という幸せ体験だった。

一通り部室で幸せオーラ全開にした後も、
回転いすに体をあずけて脚を組み、
あごをさすりながら、
「いやぁ~、よかったぁ~」
と余韻に酔いしれている。

よほど満ち足りた体験だったのだな、
と思いながら彼の心持を察しつつ、
少しはなれたところでパソコンいじっていたら、
彼は僕の思っていた以上に満ち満ちた心持だったらしく、
「ねぇ、築地に寿司食いに行かない?」
と、幸福の築地寿司体験ツアーを持ちかけてきた。

即座に日程調整が行われ、
直に誘われ頷いた僕と、
乗りのいいyazawa、なっちゃン、
そして張本人のまつもっちゃん、
の寿司隊が編成され、
後に寿司命のちー様が加わり、
5人で行くこととなった。

先の話だから忘れないようにとバイトのシフト表に書き込むとき、
今年の1年生は行動的(例;jhonがイメチェンしたいと話したら、
その飲みの帰りにブリーチ剤を購入し、
そのまま部室へ連行して金髪にした等、
話が出たら即行動!)だなぁと、
しみじみと思った。

 



目的の寿司屋は驚異的に混むらしいく、
始発で国立発っても行列に並ばねばならないそうなので、
最寄り駅のマックで夜を明かし、
歩いて築地市場に行こう!
ということになった。

本当は終電で新橋に向かう予定だったのだが、
早めに集合したメンバーのテンションで、
行きがけに新宿のイルミネーションを観に行こう!
ということになり、10時ごろに出発した。

(イルミネーションについては別記↓
 「るーたんthanksきらきらイルミ2008」)

日付が変わる頃、新橋に到着してマックに潜り込む。
マックには既に、お泊り組みと見られる人たちが縄張っていた。
ソファータイプの椅子に、
テーブル3つくらいの席を占領して横になっている人もいてびっくりしたが、
それらはさすがに店長さんに注意されていた。
そんな中、僕とyazawaはノートを開いて勉強をし、
眠くてたまらないなっちゃンや
PCがないと仕事が進まないまつもっちゃんとかは漫喫に行った。

そして午前4時、僕らは出発した。


まだ暗いショーウィンドーを覗き込んでは、
クリスマスのデコレーションが綺麗だ!
とはしゃぐ一行は、銀座を抜け、まつもっちゃんの根城である○日新聞社を越え、
15分で市場に到着した。

人っ子一人いなかった通りを、ダウンジャケットに顔をうずめて歩いてきたせいもあり、
煌々とヘッドライトをつけて唸りを上げるトラックやターレ、
袖をめくって荷台を引くあんちゃんたちが縦横無尽に行き来する市場を見て、
純粋に感動した。

そうだよな、
僕らの利用するお店はここから買い付けるわけだから、
ここが稼動しないと僕らの一日が始まらないんだな。

経済の始点は、ここなんだ!


もちろん、前日からのつながりがあって、
長期的に見ると前日どころでない前準備があって市場は動くのだけれども、
それでも僕は、市場の朝が経済・経営の朝だと感じる。


インストラクター役のまつもっちゃんが念のため交番に行って、場内地図をもらってきた。
交番のおまわりさんは、さすが、慣れた対応だった。
中は、僕ら観光客など目に入らんぜ!と云わんばかりの目まぐるしさ。
電ノコでカチカチのマグロをさばいた後で
のんびり休んでいるおじちゃんやアンちゃんは、
ものめずらしげに覗きこむ僕らに手を振ったりしてくれたけど、
余所見をしていたらうっかりターレに轢かれてしまいそうだった。みなさん、早すぎ

目当ての寿司屋の前には、4時半だというのに既に行列ができていた。

ここの寿司屋は「寿司大」というところで、
お客の回転率が非常に悪い、
逆に云うと、中に入ってしまえばゆっくり食べれるお店だ。
第一陣分以上の人数がいることがわかると、
へタレのまつもっちゃんは、隣の客回転がよい寿司屋「大和」に行きたがった。
しかし、
・泊り込みまでして、僕らは気合が入っていること
・「大和」はこないだ行ったでしょ、まつもっちゃん!
ってことで、そのまま「寿司大」に並ぶこととなった。

待っている間、まつもっちゃんが気を利かせて、
競りを観に行かせてくれた。

左もマグロ競りはちょうどマグロの時で、右もマグロ
どでかい抱き枕のような霜マグロが、床にごろごろ並べられていた。
それも圧倒されたけれど、見学に来た一般人の多さにも驚いた。
ほとんど外国人で、見学域いっぱいに密集していて背が高い!
僕らは脚の隙間、背の隙間、果ては壁を登ってから、やっとこさ見れる状況だ。
 

カランカランカランカラン    
カランカランカランカラン
   カランカランカランカラン・・・♪

競り、開始!ベルが執拗に鳴らされた後、群がる観光客
ボスらしきおじさんが、マグロ売場の天井を高く指す。
應援部のエールもしくは体育会に似た掛け声が響き、
それに答えるように、業者の群れからもこだまする。
(さっきググったら面白いCD見つけた。
 『Eric Nagy/ベルと競りのうた』)
なにがどうなったか素人な僕にはさっぱりわかんないけれど、
彼らの間での取引はさっさと済み、あっという間に競りが終わった。

勢いに押された5分間だった。

 

学校の授業で小耳に挟んだのだが、来たぜ!築地市場
将来日本人が魚を買えなくなる時代が来るかもしれないそうだ。

市場では高値をつける卸売業者が食材をゲットできる。
現在、経済が力をつけつつある国、
特に中国では、
俗に云う富裕層が増えつつあり、
かつての日本のように
草食→肉食に転換する人口が増加し、
肉・魚の需要が増してきている。
しかし、食の資源はある程度限られているので、
パイの奪い合いとなり、結果的に食材の値段が高騰する。
そこで落ち気味の日本人よりも、
メキメキ経済力をつけている近隣諸国のほうが高値をつけ、撮影に協力的な店員さん
食材をゲットしていき、
結果的に日本の方へは食材が回ってこなくなる。
さらに、日本は食物自給率が悪いので、
外からの買い付けに負け続けると、
相当深刻な食糧不足になる・・・という見方がある。

見方がある、ってだけで放置するのが現代の悪いクセだと思うが、
その可能性があると指摘しただけでは
世の中変わらないんだろうな。
人口増加も、少子化も、
わかっちゃいるんだけど改めない。
そこらへんの「取引コスト」「集団心理」「限定合理性」、
そして「合成の誤謬」について研究している最中だもんだから、
ついつい考え込んでしまうところで、
自分の本業:学生であることを思い出すのだった。

 


さて、寿司の列に戻り、開店(5時)から待つこと約40分、
ついに我らの番が回ってきた!

お茶と職人さんの笑顔があったかい・・・

5人とも、旬のもの、おまかせコースにした。

初めに熱々の厚焼き玉子が出された。
ハフハフほふってると、寿司屋ならではの、ごつい湯飲みがやってきた。
陶芸組みもいるので、
「こんなのも(つくると)いいな・・・」
とか云ってると、
第一弾:マグロが来た!
「うまいうまい」
と云ってる間に、
ヒラメ、貝、サワラ、シロエビ、アナゴ・・・
10貫ほど平らげた。

ウニが来ると、
ウニラーのまつもっちゃんの、台の上も注目だけど、ケースの中もすごい
社会人と見間違えられた強面の顔がとろけるとろける。
僕はアジが好物で味をよく知っているので、
アジを喰ったときが、最高のアジだ!と一番感極まった。

最後に一品サービスしてくれるというので、
僕とyazawaは牡蠣、
ほかはウニにした。
隣でウニを食べるまつもっちゃんの顔があまりに幸せそうに見えたのか、
なっちゃンは彼に自分のウニをあげていた。
yazawaは牡蠣大好きで即決め、
それに影響された僕は、
「瑛彪家の悪夢」と云わしめる呪縛を破ってみたくなり、
初生牡蠣に挑戦してみた。
牡蠣は剥き立てで、ちゅるんと口の中に納まるや否や、
かぐわしい磯の香りにうっとりさせられてしまった。

お寿司でお腹も願望も満たされ、
僕らは寿司屋を後にした。
外はもう明るくなっており、
ようやく普段の「朝」がやってきた。
後輩たちはこれから学校の授業に出、
(その前にyazawaとちー様は本願寺で読経を聞きに行く)
まつもっちゃんは2時までに卒論のレジュメを切って発表する。
さすがに今回の強行はきつかったらしく、
皆、電車の中で熟睡していた。
帰宅して寝るだけの僕が、
彼らの、しばしの休息を見守りつつ、
国立まで番をした。


遊びまくって朝帰りする僕らと、
これからバリバリ働くサラリーマンが交錯する
早朝の電車。

僕も、もう少ししたら、
今と逆方向の電車に乗って行くのだろう。


電車に揺られながら、
時の流れに思いを馳せた。

 


将来の食糧難、susi-dai.JPG
来年から社会人、
目下の課題となる卒論、
いろんなことが頭をよぎる頃だけど、
その思考の全ては、ここに収束する。

とにかく、今日の寿司はうまかった。

 




築地のこと、もっと知りたくば、ここまたはWikiで・・・・ザ・築地市場




追記:

母に写メ送ったことで、牡蠣を食したことがバレ、
大目玉食らった瑛彪だけれども、
新婚時代に生牡蠣にアたり、
三日三晩悶え苦しんだ父のようにはならず、
とりあえずほっとしているところです。

 

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